iriver Story HDが届いた。

2月26日にアメリカのTarget.comというサイトで購入していた電子ペーパー端末「iriver Story HD」が、はるか太平洋を超えて3月11日の日曜にようやく届いた。

以前からイーインクを使った電子ブック端末に興味があり、家電量販店でSONYのReaderとかを触ってみたりしていたが、どうも6インチで800×600という画面解像度が影響しているのか、なんだか物足りない。また、ebook端末といえばアマゾンのKindleが有名だが、こちらも同じく解像度は800×600である。

そんな折、いつものようにインターネットを彷徨っていたところ、6インチで解像度が1024×768という頭一つ抜けたスペックの電子ブック端末の存在を知った。

それが、このiriver Story HDである。

 

すぐに欲しくなって、どんな端末か調べてみた。

ちょっと調べてみると、日本では未発売の端末で、これまた日本では展開されていないGoogle ebooksというサービスに初めて対応した端末である事が判明した。

さらに調べると、ブログサイトのebook野郎さんによって詳しくレビューされており、アメリカでディスカウント価格の99.99ドルで購入できるらしい事がわかった。円高の今なら更にお得ではないか。

喜び勇んで、さっそく販売サイトのTarget.comを覗いてみたら、既にオンラインでは売り切れていた。実は私が注目したのは今年の2月初めごろで、すでに遅かったようなのだ。

悔しいのですぐさまebayを覗いたら、たまたま中古品が出品されていた。とりあえず入札してみたところ、現地の人がものすごい勢いで競り合ってきて、すぐに70ドルを超えてしまい、泣く泣くあきらめた。その後、ebayに中古品が出品される事はなく、しばらくの間iriver Story HDの入手はあきらめていた。

 

突然の投げ売り。

それは突然やってきた。たまたまebook野郎さんをチェックしたところ、先のTarget.comでiriver Story HDが投げ売り状態の49.99ドルとなっている。

急いで見に行ってみたところ、本当に投げ売り状態で在庫が復活していた。

1ドル80円換算で約4000円である。これは買いではないか。さっそく購入手続きに入ったが、どうやらTarget.comは国外配送をしていないようなので、海外ショッパーズという転送サービスを利用した。

よくわからない英語サイトでドキドキしながら手続きを済ませると、Target.comから「hello Masato」で始まる購入完了メールが届いた。ああ、なんてフランク。ちなみにこっちは夜だよ。

そんなこんなで、イリノイ州から転送業者のオレゴン州を経て、よーやく東京の我が家に届いたのが注文から2週間後の3月11日だったのである。

代金は転送業者のサービス料込で88.97ドル≒7000円ぐらい。まあまあいいかな、といったお値段だね。

(商品$49.99+US内配送料$4.98+転送業者$15+国際宅急便$19)

安売り情報を展開してくれていたebook野郎さんに感謝である。

 

さっそく開梱してみる。

まずはTarget.comの箱が登場。また利用する事はあるのかな。

そして、待ちに待ったiriver Story HDの箱が登場。

アメリカ以外では使えないらしいGoogle ebooksのシールがどどーんと貼ってある。

開けてみた。本体のご登場。

画面に注意事項が表示されている。これって保護フィルムに印刷されているのではなくて、出荷時に表示されたままになってるんだよね。イーインクすげえ!

取りだした。正面には十字キーやキーボードがある。

背面には電源スイッチ。左下はSDメモリースロットがあり、自炊した本などを簡単に読み込める。(実は以前からスキャナーと裁断機を購入していて、いわゆる本の自炊なんかを楽しんでいたりするのだが、それはまた別の機会に。)

底面にmini USB端子があり、ここから充電やデータ同期を実施する。

とりあえず、何冊か自炊PDFを読ませてみた。文字の表示が綺麗でいい感じ。

思ってたよりもコンパクトなサイズですごく満足。

サイズ感がわかるように、左からiPhone4、iriver Story HD、初代ipadの順で並べてみた。

細い明朝体の字が少々読みにくいような気もするが、ちょっと調べてみたところPDFファイルのサイズ調整などで回避できるっぽいので、別途確認する。

ちょっといじってみた時点の印象は、薄く軽く製品の質感もなかなか。ページ送りもスムーズで、かなりいい感じ。

長くなってしまったので、使用感などはまた別の機会に書こうと思う。

 


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