ScanSnap S1500で自炊したファイルを各種デバイスで表示する

P1030190

前回のエントリーでは、中華裁断機とScanSnap S1500によって、分厚い参考書の自炊作業を実施しました。

今回は手元にあるデバイスのうち、パネルの大きさやOSがそれぞれ違う下記デバイスで自炊したファイルを表示してみます。

  • 新しいiPad (iPad 3rd)
  • GALAXY Tab (SC-01C)
  • iriver Story HD
  • iPhone 4
  • F-12C

それでは早速比べてみましょうか。

 

画面サイズが小さい順にレビューしてみる。

画面が大きい方が見やすいけど、混雑した電車内等での閲覧や持ち運び易さでは小型のデバイスに分があります。

どのあたりがちょうど良いのか、画面サイズが小さい順にレビューしてみます。

 

・iPhone 4 3.5インチ 960×640ドット 326dpi

画面サイズは今回比べるデバイスの中で一番小さいですが、ドット密度は一番高いです。i文庫Sというアプリで表示してみます。

 

i文庫S 2.2.2(¥350)App
カテゴリ: ブック, ユーティリティ
販売元: nagisa – yasuyuki asada(サイズ: 19.1 MB)
全てのバージョンの評価: (219件の評価)


ドットが細かく、綺麗に表示できています。

文と図形について、ちょっと離れても見ることができます。

近づいてもドットが崩れる事無く、しっかり表示できています。

 

・F-12C 3.7インチ 800×480ドット 252dpi

小型のAndroid端末ではどうでしょうか。iPhone 4よりも少しだけ画面サイズが大きいです。iPhoneで使用したi文庫のAndroid版で表示してみます。

 

i文庫 for Android
ACCESS CO., LTD.
価格:undefined  平均評価:3.1(371)

 

綺麗に表示できています。

離れた状態でもちゃんと文字を読めます。

写真があまり綺麗に撮れてませんが、思ったより読みやすく十分実用できそうです。ドット密度はiPhone 4に劣りますが、少しディスプレイが大きいためかあまり差分を感じさせません。

 

 

・iriver Story HD 6インチ 1024×768ドット 213dpi

モノクロでイーインクな端末です。ちょっと他のデバイスとは毛色が違いますが、液晶画面は長時間見ていると目が疲れてしまいそうなので、Story HDでも見れるようにしておきたいところです。

表紙は綺麗に出ています。

文字と図形については、ちょっとつぶれてしまっています。

近くから見たところ。文字がつぶれてしまっています。

Story HDの購入直後にも思ったのですが、読み込んだPDFファイルがフルカラーのため、Story HDでは表示しにくいのだと思います。これは別途Story HD用に調整してみようと思います。

 

・GALAXY Tab 7インチ 1024×600ドット 169dpi

ドコモ版の初代GALAXY Tabです。画面は7インチと大きめですが、今回試すデバイスでは一番ドット密度が低いです。さて、どうでしょうか。

F-12Cでも使用した、i文庫というアプリで表示します。

 

i文庫 for Android
ACCESS CO., LTD.
価格:undefined  平均評価:3.1(371)

 

表紙は綺麗に表示できてますね。

遠目から見ても、しっかり文字を読むことができます。画面サイズが大きいので、その分読みやすいのだと思います。

近くで見ても、ちゃんと文字を読み取れます。

 

 

・新しいiPad 9.7インチ 2048×1536ドット 264dpi

最後は第三世代のiPadです。表示がとても綺麗なのはこのエントリーでレビュー済みですが、どれだけ綺麗に表示できるか楽しみです。

i文庫HDというアプリで表示します。

 

i文庫HD 2.2.1(¥800)App
カテゴリ: ブック, ユーティリティ
販売元: nagisa – yasuyuki asada(サイズ: 17 MB)
全てのバージョンの評価: (1,922件の評価)

 

表紙です。綺麗に表示できていますね。

大きな9.7インチ画面全体にくっきりと表示できています。

近くで見ても、文字の崩れが無く綺麗です。

見開き表示でも余裕で文字の識別が可能です。本当に本を読んでいるみたいですね。

見開きの状態でも、文字がつぶれる事はありません。新しいiPadすげー!

 

今回使用したデバイス同士を並べてみる。

大きさの感じがつかめないと思いますので、今回使用したデバイス同士を並べてみました。

まずはiPhone 4とF-12C。F-12Cの方がちょっと画面が大きいのがわかると思います。

左からiPhone 4,F-12C,GALAXY Tabです。やっぱり7インチは大きいですね。

GALAXY TabとStory HDです。1インチの差ですが結構違いがありますね。

最後にGALAXY Tabと新しいiPadです。iPad大きいですね。

全てのデバイスを並べたところ。こんな感じのサイズ感でした。

 

 

どのデバイスが良いのか考えてみる。

表示面では、読み込ませるファイルに加工が必要そうなStory HD以外は、どのデバイスも実用に耐えうるレベルで表示することができました。

あとは、使用するシーンや所持できる荷物の量・大きさ等から、その時々の状況に合わせれば良いのかな、という感じです。

 

・朝の通勤ラッシュ時

iPhone 4やF-12C等のスマートフォンでの閲覧がよさそうです。吊革がつかめる位置に居るのであれば、GALAXY Tabでもいいかもしれません。iPadは椅子に座れるまでは避けた方が無難ですね。

・カフェなどのゆったりとした空間

コーヒーでも飲みながら、ゆったりとiPadでの閲覧が良いかもしれません。持っていくカバンが小さくてiPadが入らないという場合は、GALAXY Tabがいいかも。

 

ここまで比較して感じたのは、書籍の閲覧という用途に特化して考えると、実はGALAXY Tabのような7インチタブレットがちょうど良いのでは、という事です。そういえばAmazonのKindle Fireも7インチですね。

一方、雑誌サイズぐらいの大きさになると、圧倒的にiPadのような10インチ前後が良いです。やはり用途や使用シーンで使いわけられるといいですね。

ただし、液晶モニタをずっと眺めていると目が疲れてしまいそうなので、イーインクのStory HDでも綺麗に表示できるよう、自炊したファイルの調整もそのうちやってみようとおもいます。

 

Apple 第3世代 iPad Wi-Fiモデル 16GB MC705J/A ブラック
Apple Computer
売り上げランキング: 8707

 


タグ:

« »