故障したLinkStationから自力でデータを復旧する(前編)
2012年8月16日 | デジモノ
先日、ホームネットワーク上でネットワークドライブとして使用していたバッファロー製のNAS「LinkStation LS-H1.0TGL」が故障した。ある日、突然このディスクにアクセスできなくなったのである。
本体を見てみると、赤っぽいLEDが点滅していた。あー、なんだか故障っぽいね。
このNASは2008年製なので、24時間電源入れっぱなしの使用環境を考えると、そろそろハードディスクに異常が発生してもおかしくはない。この機種はRAIDに対応しておらず、ハードディスクの故障はデータ消失とほぼイコールなため、けっこう困っている。
実はこのバッファローNASの他に、趣味半分でAtom 330で組んだWindows Home Serverも稼働してたんだけど、面倒なのでバッファローNASからデータ移行してなかったんだよねー。Windows Home Serverならハードディスクも冗長化されてたのにね。なんてアホなんでしょう。
このバッファローNASには、自炊した本のデータとかが保存されていたりするので、なんとかデータを救出しなければならない。でも業者に依頼するとちょー高い。なので、まずは自分でなんとかしようと頑張ってみた。
まずは故障箇所の切り分けをする。
一口にNASの故障と言っても、ハードディスク自体の故障の他に、電源の故障だったり、LANに接続するネットワーク機能の故障だったりする可能性がある。
つまり、ハードディスク自体の故障じゃない場合は、NASからハードディスクを取り出してデータを吸い出せば良いのである。
バッファローのWebページでトラブルシューティングマニュアルを参照してみると、装置前面LEDの色や点滅間隔の組み合わせでエラー状況がわかるようになっているらしい・・・のだが、私のバッファローNASくんはマニュアルに存在しない点灯状況となっており、手掛かりにはならなかった。
仕方ないので、もうダメ元で中のハードディスクを取り出す事にした。
ドライバーで簡単に開けられた
とりあえず外観をチェックしてみたが、この製品は特殊なネジを使用しておらず、普通にプラスドライバーで開ける事ができそう。
私はVICTORINOXのサイバーツールというのを愛用しているが、PC周りの作業はだいたいコレ一本で可能なので、持ってると便利ですよ。
ドライバーを出してみたところ。シャキーン!
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さて、バッファローNASの分解ですが、まず前部底面のねじを外します。
前面のカバーが外れました。
すると、このように側面のパネルをスライドして外せるようになります。ハードディスクらしきものが見えてきましたね。
反対側の面も同じように側面のパネルを外します。
ハードディスクを固定しているネジ3つを外します。銀色のマウンタ部分のネジです。
すると、このようにハードディスク本体を引き抜くことができます。
SUMSUNG製のHD103UJという品名の3.5インチディスクでした。容量は1TBです。
なんとかハードディスクを取り出す事ができたので、後編ではこのディスクからデータを救出する様子を書こうと思います。ディスク自体の故障じゃなければ良いのですが。
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